大谷不在の損失100億円 WBC日本代表は試合以外も大苦戦
本戦に加えて壮行試合と強化試合をセットで購入、莫大な放映権料を支払っているテレビ局も頭が痛い。
「大谷離脱で中継もニュースも構成は一からやり直さざるを得なかった。番宣用に大谷を起用して作ったCMはもちろん、各局が撮りだめしてきた大谷の素材もいったんお蔵入り。合宿では大谷の一日を追う企画を考えていたそうだが、それもボツになりましたから。本戦が始まればある程度は注目も高まるはずだが、今回の侍ジャパンはチームとして勝ち進むことくらいしか話題性を上げる術はないでしょう。このままでは本戦の数字もどうなるかわからない」(放送関係者)
関係者が危機感を募らせる今、勝って盛り上げていくしかないのに、この日の台湾戦は5-8で完敗。17安打を浴びた投手陣がボロボロで、打線も完全に力負けした。実戦2連敗となった小久保監督は「あくまで(開幕の)7日にいい状態へ持っていくこと。そのために無駄な試合はない」と前を向いたが、このままではジリ貧になる一方だ。