灼熱グアムから極寒宮崎へ 侍J・坂本を惑わす寒暖差30度
25日のソフトバンクとの練習試合を3タコで終えた侍ジャパンの3番・坂本勇人(28=巨人)。試合後、「収穫はない。もう少し調整が必要」と吐き捨てていたが、なかなか調子が上向かないのは、目まぐるしく変化する気温差と無関係ではないようだ。
1月に恒例の自主トレを行ったグアムは30度を超える。そこから5度前後に冷え込む日もある1次キャンプ地・宮崎へ。20度前後の日が多い2次キャンプ地・沖縄を経て代表合宿のため、再び宮崎へ舞い戻った。坂本はこの温度差にナーバスになっていた。
宮崎の1次キャンプ終盤、北風が吹き荒れる“極寒”の日が続き、「宮崎は寒いっすね。(代表合宿の2月)後半は暖かくなるんですかね? 沖縄が先ならいいのに……」と漏らしていた。灼熱のグアムとは30度近い差があり、体調管理が難しい。キャンプが沖縄スタートなら、少しずつ体を慣らせるというわけだ。あるチーム関係者が言う。
「といっても、いろいろしがらみがあるグアム自主トレは簡単にやめられない。もうひとつは例年より早い昨年12月にハワイで始動したことで、1次キャンプ中に打撃がいい状態になった。他球団のスコアラーが『宮崎のMVPは坂本』と言ったほどですから。いつもと違うペースで調整しているため、仕上がりが読めないんです」
3月7日のWBC開幕までに調子を上げられるか。侍ジャパンは27日に宮崎から福岡へ移動する。