びわ湖惨敗に白旗…瀬古利彦氏に問われるリーダーの資質
陸連は、2020年東京五輪へ向けて強化体制を刷新。長距離・マラソンの強化戦略プロジェクトのリーダーに、マラソンで実績のある、瀬古利彦DeNA総監督が就いた。
男女ともナショナルチームの強化コーチ(男子・中国電力の坂口泰監督、女子・第一生命の山下佐知子監督)はいるものの、強化戦略リーダーが選手を責めても未来はない。
宗猛前マラソン部長は常々、「陸連の強化には限界がある」とボヤいていた。その状況がどうであれ、東京五輪の代表選考まで3年を切った。メダルは到底無理でも、酷暑が予想される地元のコースで、せめて入賞の期待ぐらいは持たせてくれる選手を育てるにはどうすればいいのか、知恵を絞るのが瀬古リーダーの仕事ではないか。
例えば、卓球界は28年五輪を見据えてジュニアの強化に着手しているのに、陸連はのんきなものだ。