侍Jと2次Rで対戦 オランダとイスラエルには曲者ズラリ
■ユダヤ系オーナー、GMにアピール
一方、1次ラウンドで韓国と台湾を下したイスラエルには、オランダのようにイキのいいメジャーリーガーはいない。
韓国戦に先発して好投したマーキーは、かつてカージナルスのエースとして活躍、メジャー通算124勝を挙げた右腕。同じく韓国戦に代打出場して二塁打を打ったデービスは、12年にメッツで32本塁打した。言ってみれば「昔の名前」で出ている連中だ。
台湾戦で本塁打を打ったフレイマンとラバンウェイ、1番・中堅のフルドはいずれもマイナーリーガー。いまが旬のメジャーリーガーがいないことは、しかし、「強みでもある」と、前出の友成氏がこう言った。
「若いマイナーリーガーも含めて、彼らには今大会で活躍してメジャーに昇格したい、復帰したいというモチベーションがある。韓国戦で好守備を見せてチームを勝利に導いたフルドもそう。同じユダヤ系米国人のオーナーやGMに自分たちの存在をアピールしたいという思いは強いでしょうし、チームの団結力が強い点も戦ううえでプラスになる。日本にとっては手ごわい存在になると思いますね」