今年ダメならトレードも…広島・堂林は8年目の崖っぷち

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 WBC組が不在の間に猛アピールだ。広島堂林翔太(25)が14日の楽天戦に「2番・左翼」で先発出場。試合前まで12打席無安打が続いていたが、3安打2打点の活躍を見せ、「最近結果が出ていなかったけど、何とか結果が出てよかった」と胸をなで下ろした。

 今季は本格的に外野に取り組んでいる。同じ外野手の鈴木誠也侍ジャパンの一員としてWBCに出場中。14年ドラフト1位の野間は右脇腹を故障し、離脱している。ライバル不在の間に緒方監督にアピールした。

 人気女子アナと結婚して長男も誕生したが、8年目の今季は背水のシーズン。入団当初は「プリンス」といわれ、ダントツの人気を誇った。生え抜きのスターに育成するという球団方針もあり、優先的に試合に出場できた。が、伸び悩んでいる間に監督が交代し、風向きが変わった。

「男気」黒田の電撃復帰、「神ってる」鈴木や代表の菊池らの台頭で、人気面でもおんぶに抱っこではなくなっている。となると、人気だけではもう用済みだ。今年1月、新井に弟子入りして護摩行を行い、「何かを変えたくて来た。もう悔しい思いはしたくない。気持ちだけでも変われば」と今季にかける思いを口にしている。さるチーム関係者がこう言う。

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