今季は“1.5刀流”か ハム大谷「先発15試合限定」プラン
■肩や肘の故障だけは絶対に避けたい
「最も怖いのは下半身をかばうあまり、上体に頼った投げ方になって肩や肘を痛めることです。フロントも現場も今季の大谷の投手起用に関しては、慎重にならざるを得ないと聞いています」と、さる日本ハムOBがこう言った。
「大谷はただでさえ、上体に頼った投げ方になりがち。165キロを投げたCSのソフトバンク戦が典型で、登板後の本人も肘が飛ぶかと思ったと話したといいます。加えて右足首に不安がある今季は、どうしたって軸足に負担をかけまいとするでしょう。ますます上体に頼ったフォームになるのは必至で、これまで以上に肩や肘に負担がかかることになる。大谷はいまや、メジャー30球団が熱視線を送る存在。早ければ今オフにも送り出す日本ハムとすれば、右足首はともかく、投手の生命線ともいうべき肩や肘の故障だけは絶対に避けたい。といって、絶対エースを、野手に限定するわけにもいきませんからね。なので今季はあくまで野手中心、投手としては15試合程度の先発に限定するプランも浮上しているそうです」
プロ5年目を迎えた大谷は、アマ時代も含めて肩や肘に大きな故障をした経験がない。それはメジャーを目指す上で、大きな強みにもなっている。それだけに球団が、故障を避ける意味でも今季、投手としての負担を極力、減らそうと考えるのはもっともか。