WBCカヤの外も…日ハム大谷の「逆方向意識」はケガの功名

公開日: 更新日:

 右足首負傷による調整遅れでWBC出場がかなわなかった日本ハム大谷翔平(22)。キャンプで目立っていたのが、左方向への打球だ。

「いろいろと意識する中でそうなった」

 と、話した大谷。左打者が引っ張るには、右足で強く踏ん張らなければいけない。それをしないのは、右足首のケガが打撃にも影響しているとみるのが自然だろう。流し打ちならば、右足首への負担は少ないからだ。

 だからといって、大谷の打撃に陰りが出るわけではない。むしろ、流し打ちが増えることで成績がさらに向上する可能性が高いという。

 昨季、大谷が打った22本塁打中、最も多かったのが左方向への10本。センター越えも5本と、引っ張るよりも本塁打の確率が高い。

「大谷の打撃練習は、主砲の中田ですら目を丸くするほど。パワーとスイングスピードがケタ違いなので、一見、合わせにいったようなレフトフライのような打球でも、軽々とフェンスを越える。引っ張った打球は強烈なラインドライブのかかったライナー性の当たりが多いから、打球が上がりにくい」(球団OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…