「菅野は中継ぎ」 侍J小久保監督に高橋善正氏が大胆提言
■「エースの説得も監督の腕の見せどころ」
大谷が辞退した時点で、このチームのエースは菅野。指揮官が「準決勝が全て」と宣言しているその大一番で、エースを2番手にできるのか。高橋氏が続ける。
「菅野で負けたら仕方ないとチーム内は思うかもしれないが、1%でも勝利の確率を上げるメンバー構成、試合運びを考えるのが監督の仕事。菅野が先発した場合、仮に1点を失った程度でスパッと交代させられるか。きっと迷うでしょう。エースの早期降板はナインを動揺させる。チームにダメージが残るのです。しかし、若手の千賀なら代えられる。菅野が2番手の方が仕切り直ししやすいという利点があります。エースを説得するのも監督の腕の見せどころです」
2013年の前回大会、自ら指揮を執った15年のプレミア12はともに準決勝で敗退した。2人のエースの使い道が分かれ道になる。