中田が千賀が目を輝かせ 侍Jメジャー流出が急加速の恐れ
「球場も施設も素晴らしいし、雰囲気もいい。僕も(こっちで)やってみたいなと思いますね。ただ自分自身、アメリカで野球をやるのは初めて。こっちはグラウンドの土が硬く、芝も長いものと短いものがある。日本とは跳ね方、転がり方が違う。打球への反応の部分も含めてまだ完全につかめてはいない。実際に行くかどうか考えるのは、これからですね」
■「『ベースボール』という感じがして好き」
準決勝で2番手として登板した千賀滉大(24・ソフトバンク)はどうか。2次ラウンドまでの登板3試合で計9イニングに投げて無失点。先発した15日のイスラエル戦で5回を1安打に抑えるなど、「センガ」の名前は米球団スカウトにも浸透した。
「まだこっち(米国)では投げてはいませんが、『ベースボール』という感じがして僕は好き。練習試合で多くのお客さんに応援してもらえるし、鳴り物がない中でキャッチャーが捕球する音、バットの音が聞こえる。1球ごとに観客がざわめいたり歓声が上がったりする。こういう環境でプレーしたい気持ちはあります」
準決勝で先発した菅野智之(27・巨人)は、前日21日のドジャースタジアムでの公式練習後、「ロッカールームを見ても伝統のある球団と思うし、ありきたりかもしれないが、感動しました」と目を輝かせた。