ユニ着こなしに変化 DeNA筒香の隠し切れないメジャー志向
日本の4番、DeNAの筒香嘉智(25)が開幕前日の練習に、見慣れない姿で現れた。ユニホームのズボンを膝下までたくし上げる、メジャーで「オールドスタイル」と呼ばれる格好だ。
WBCで初優勝を果たした米国代表ではリーランド監督、1番のキンズラー(タイガース)、準優勝のプエルトリコ代表ではバエス(カブス)らが同様のスタイルで戦っていた。
報道陣に真意を聞かれた筒香は、「寒いからです」とけむに巻いたが、実はこんなことがあったという。
「WBC期間中に本人が自らメーカーに発注し、ストッキング代わりのレッグウオーマーなどを準備してもらったのです。開幕まで日にちがなかったため、メーカーも急な注文に慌てて対応したようです」(球団関係者)
筒香はかねて、「メジャーはまったく頭にないです」と言っている。しかし、15年オフにはドミニカ共和国でのウインターリーグに志願参加。海外の野球にじかに触れ、3本塁打を放った先のWBCでは日本の4番としてメジャー球団に名前を売った。本人がいくら否定しても、米球界に視線が向く状況は揃い始めている。