日ハム大谷 故障離脱でもメジャーの評価は「高騰」の根拠

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 昨年は104試合で打率.322、22本塁打、67打点。約2カ月間、野手に専念したのがキャリアハイの本塁打につながったが、昨年以上に打席に立つことで、より一発も増えるというのだ。

「大谷が今季、打者に専念してかなりの数字を残せば、メジャー球団は評価を上げざるを得ないでしょう。新労使協定で25歳未満の選手は契約金を制限されるため、大谷獲得には資金力の乏しい球団も含めてかなりのチームが手を挙げるのは確実です。これまでなら投手としてしか評価しなかった球団も、打者としてのオファーを入れるようになるのではないか。例えば投手として160イニング、野手として200打席使うという条項を契約に盛り込むとかね」とは前出の友成氏。

 メジャーは大谷の才能を高く評価しながら、しかし、投手と打者の二刀流に関しては必ずしも現実的と捉えているわけではなかった。が、野手としての実績をアピールすれば状況も変わる。投げて打ってが当たり前の大谷の意に沿うような球団も出てくる。

 栗山監督は大谷の離脱を受けて、「シーズンが終わったときに(ケガによる離脱を)生かしたと思えるようにするしかない」と話した。その言葉通り、復帰後の起用法と結果次第で、ケガで離脱したからこそメジャーの評価が上がる可能性もあるのだ。

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