WBCで疲弊か…ハム中田翔が不振と故障でもがく胸中語る
「シーズン143試合ある中で、まだ5試合、10試合のこと。1本ヒットが出たからって気が楽になるとか、そんなのはないですよ。ぜんぜん焦ることじゃない。(現役を)10年やってるんですから。ヒットが出ない、本塁打が出ないとか周りは気にしてるけど、5試合、10試合でいろいろ言われても……。僕ら選手からしたら、どうでもいい話。誰かにどうこう言われるもんではないでしょ。放っておいてくれれば、調子は上がりますよ」
日刊ゲンダイの直撃に、苦笑いを浮かべてそう言っていた直後のケガだった。
9日のオリックス戦の試合途中に右足付け根の痛みを訴え、五回の守備から途中交代した日本ハムの中田翔(27)は、翌日に行った病院の精密検査で「右内転筋筋挫傷」と診断された。幸い挫傷の度合いは「軽度」ということで、取材時点での登録抹消は回避されたものの、結局は治療を優先されるため、13日に登録を抹消されことに。負傷は、打撃好調だった大谷翔平が「左大腿二頭筋肉離れ」で「実戦復帰まで6週間」という故障を負った直後の出来事。栗山監督は頭を抱えるばかりだが、そうでなくても、開幕から4番・中田の状態は悪すぎた。