上野由岐子が明かした 東京五輪への決意とベテランの弱音
――今までは、東京まで続けると明言してこなかったと認識しているのですが。
「ははは(笑い)、そこらへんは確かに私もこれまで曖昧にしてきていました。すいません」
――曖昧な気持ちが東京へ向いたきっかけは。
「やっぱり麗華ヘッドの存在ですね。一緒にやっていく中で、五輪に対する強い思いを聞いたり、いろいろな話を2人でしていくうちに、徐々に代表としてやりたいという気持ちが強くなっていきました。ただ『やりたい』という気持ちになるまで結構時間はかかりました」
――どれくらい?
「う~ん、どうですかね。でも2年前はとても続けようという気持ちにはならなかった」
――3年後は38歳。若い選手も加入してきた。
「そこなんですよね……。みなさん、北京五輪のときの私を見てくださっているので、そこで止まっているというか、あのパフォーマンスを出せるとみんなが思っている。『北京の私』に期待すると思うんですけど、それは無理です、と(笑い)」