WBCドミニカ主砲がドーピング違反 80試合の出場停止処分
パイレーツの主砲がドーピングで罰せられた。
大リーグ機構(MLB)は18日(日本時間19日)、パイレーツのスターリン・マーティ外野手(28)がドーピング検査で陽性を示したとして80試合の出場停止処分を科すと発表した。MLBによれば、マーティは筋肉増強剤の一種である「ナンドロロン」を使用したという。
厳罰が科されたマーティは球団を通じて「自分の認識不足から過ちを犯してしまった。家族やパイレーツ関係者、チームメート、自分や野球を応援してくれるファンに心から謝罪したい」との声明を発表した。
マーティは走攻守三拍子揃った外野手として知られる。昨季はオールスターに出場し、2年連続のゴールドグラブ賞を受賞した。
今年3月のWBCにはドミニカ共和国代表として3試合に出場し、12打数3安打の打率2割5分、1本塁打、1打点。母国の2次ラウンド進出に貢献したが、今となってはWBCでの働きも疑わしい限りだ。