巨人愛のマニー・ラミレス 由伸監督と“両思い”の可能性も
■ここ3年で中途採用助っ人6人
4連勝中で現在2位につけているが、規定打席に達し、打率3割以上をマークしているのは、3番坂本と4番阿部の2人だけ。「もし阿部が故障で離脱したら坂本しかいない。危険な偏重傾向だ」と心配するOBは多い。特に外野陣が日替わりで、期待の岡本はスタメン落ちが続く。昨季の開幕4番ギャレットは、二軍で左手人さし指を骨折し、手術を受けたばかり。復帰の見通しは立っていない。5年総額15億円超で獲得した外野手の陽岱鋼は、足の故障のため三軍でリハビリ中。レフトのポジションは空いているも同然である。「打てる外野手」は「救援左腕」と並ぶ巨人の緊急補強ポイントなのだ。
「いくら人気者を待望している球団方針があるとはいえ、44歳で肉離れ中のロートル。さしもの巨人も手を出さない……と断言できないところもある。なにしろ巨人は、ここ3年間で開幕後に6人の外国人選手を途中補強している。シーズンの滑り出しを見てから球団が動くケースが毎年続いているわけです。マニーは打撃がウリの外野手。守るなら左翼でしょうが……」(球界関係者)