友綱部屋序二段が車上荒らし…幕下力士の悲惨“懐事情”
友綱部屋を継承する大島親方(元関脇・旭天鵬)の船出に、いきなりケチがついた。
2日、友綱部屋の序二段・魁心鵬(22)が、窃盗の容疑で千葉県警に逮捕された。魁心鵬は友人と共に車上荒らしを行い、盗んだクレジットカードで80万円を引き出したという。
確かに幕下以下の力士の金銭事情は悲惨だ。月給が発生するのは十両からで、それまでは本場所ごとに手当が出るだけ。それも序二段では1場所8万円。年6場所なので、1年で48万円だ。魁心鵬は今年1月場所に前相撲でデビュー。序ノ口で3勝、序二段で2勝なので、入門から稼いだカネは総額16万プラス、勝ち星ごとの奨励金7500円だ。
「衣食住にカネはかからないとはいえ、生活必需品は基本自腹ですからね。気前のいい幕内力士の付け人なら、小遣いや懸賞金をもらえることもある。横綱経験のある力士は入門当初、兄弟子のウイスキーをこっそり飲んだり、部屋の冷蔵庫から缶ビールをちょろまかして、両国の公園で同郷力士とウサを晴らしていた」(部屋関係者)
だからといって犯罪は言語道断。とんだ面汚しだ。