ともに監督2年目…ラミDeNAと由伸巨人“明暗逆転”の理由

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「高橋監督とラミレス監督の差が影響していると思います」と、ライバル球団のスコアラーがこう言う。

巨人は個々の選手の力で相手を圧倒する戦い方をしてきた。高橋監督のやり方も、まさにそれです。良く言えば大人のチームですが、悪く言えば選手任せ。それで勝てればいいですけど、選手が実力を発揮できないと、13連敗したようにまったく手の打ちようがなくなる。開幕スタメンに抜擢した若手の岡本を1カ月もたたないうちに二軍に落とすなど、若手を育てようという意思も見えてこない。その点、ラミレス監督は限られた戦力の中で、選手を生かすための最善策を考え、手を打っている。最たる例はこの日、4安打2打点の活躍を見せた倉本、前日の試合で逆転満塁本塁打を放った桑原の起用でしょう」

 昨季レギュラーを掴んだ2人は、開幕から打撃不振に陥った。倉本は4月終了時で打率.195、桑原は5月下旬に打率・200まで落ち込んだ。チーム内でも「スタメンから外すべき」という声が上がったが、ラミレス監督は起用し続け、試合に出しながら調子を上げようとした。


「ラミレス監督は2人が活躍しなければ優勝はおろか、上位進出はできないと腹をくくっている。中でも、倉本を生かすために苦肉の策として編み出したのが『8番投手、9番倉本』の打順です」と、球界OBが言う。

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