恵まれた組み合わせ 早実清宮は“最後の夏”に甲子園なるか
■140キロ5枚擁するダークホース
第2シードの日大三は桜井と金成のプロ注目の左腕二枚看板と強力打線がウリ。初戦の3回戦の対戦相手は国学院久我山に決まった。
「昨夏の8強校ですから、いきなり準々決勝みたいなもの。そして、西東京3強の一角、第5シードの東海大菅生が同じブロックに入ったのは苦しい。140キロ級の好投手を5人も擁する東海大菅生は春に日大三と3―4の接戦を演じている。日大三はどこにピークを持っていくのかが難しい。ただ、早実の和泉監督は6月に『日大三とはやりたくない』と話していた。かなり意識しているようです。それと、これは審判から聞いた話ですが、急造投手の球は、際どいところにきてもボールになりやすいと。球筋が汚いからだそうです。これは早実には不利。私は投手力がしっかりしている日大三と東海大菅生の勝者が、早実を倒して甲子園に行くとみています」(美山氏)