ダルの7月末トレード否定 レンジャーズGM発言の信頼度
レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)の周囲が騒がしくなってきた。
16日(日本時間17日)のロイヤルズ戦は七回途中まで3失点と好投しながら、勝敗は付かなかった。
今季限りで6年契約が切れるため、トレードの噂が絶えなかったエース右腕についてダニエルズGMは14日(日本時間15日)、地元ラジオ局の番組で「今季以降もいてほしい投手」と発言。チームは首位アストロズに16.5ゲーム差で、ア・リーグ西地区3位。2チームが出場するワイルドカードゲーム争いでは首位レイズと2.5ゲーム差の6位。ポストシーズン進出争いの可能性があることから、7月末のトレード期限までの放出を否定した。
契約延長については「最終的に金額の問題になる。着地点を見つけられればいいが」と話し、大型契約に前向きな姿勢を見せている。
もっとも、ダニエルズGMの発言は二転三転。翌15日の試合前には地元メディアの取材に「今後数週間で何かが変わり、他球団がアプローチしてくれば、我々は話を聞かねばならない」と放出の可能性を示唆した。
要するにプレーオフ進出が絶望的になり、他球団と交換要員で折り合いが付けば、ダルのトレードに踏み切るというわけだ。
レンジャーズはまだポストシーズン進出の可能性が残っている。GMによるこの時期の発言はアテにならないということか。