移籍は得か損か ダルのドジャース入りをMLB通はどう見る
「今オフのFAの目玉投手はダルと、カブスのアリエッタ(2日現在、10勝8敗、防御率3.88)の2人。売り手市場だけに、好条件のオファーを受けるとみられ、多くの米メディアは5年総額約165億円と予想しています。けれども、今後の投球内容、ポストシーズンの貢献度次第では6年総額約220億円まで吊り上がる可能性はあります。メジャーはレギュラーシーズン終盤やポストシーズンでの活躍が評価されるからです」
こう言う友成氏がさらに続ける。
「日本ハム・大谷の動向がダルの去就や契約に影響するとの米メディアの報道がありますが、昨オフの新労使協定で25歳未満の海外選手を獲得する場合、契約金や年俸、出来高などをすべて含めた総額は年間約5億6700万円に制限された。大谷がオフにメジャー入りするとなればFA市場最大の目玉ですが、ダルが条件面で割を食うことはないと思います」
ダルは4日(日本時間5日)のメッツ戦から、ドジャーブルーのユニホームに身を包んで登板する。今後の投球内容次第で「5年165億円」が「6年220億円」までハネ上がるのだから、新天地でこれまで以上に気合が入るのは間違いない。