ドラ3梅野がプロ初先発 ヤクルト「U-23」が世代交代狙う
「9日プロ初先発を果たした高卒新人のドラフト3位の梅野(18=九産大九産・写真)と15年ドラフト3位の高橋(20=龍谷大平安)、ドラフト1位の寺島(19=履正社)の高卒トリオは、将来の先発3本柱になる力がある」
ヤクルト首脳陣がこう口を揃えている。
先陣を切った梅野は、強力DeNA打線相手に3回5失点と打ち込まれたものの、大器の片鱗は見せた。初回には、主砲・筒香にこの日最速となる149キロのストレートを内角に投じて右飛に打ち取った。
高校時代に4番を打っていた梅野は試合前、「緊張しますけど、打撃には自信があります」と言ってチーム関係者を驚かせた。結果的にライトゴロになったものの、プロ初打席で右翼前に痛烈な当たりを放った。
チームは借金30の最下位に低迷。ファンが期待するのは将来性ある若手の台頭。チームも来季に向けて徐々に若手へと切り替えが進む中、投手ではドラフト2位の星(23=明大)が4月末から先発ローテを守り続け、野手では大卒2年目の山崎(23)、15年オフに巨人から移籍してきた高卒4年目の奥村(22)が頭角を現し始めた。