国内FA権取得も 日ハム中田の移籍を阻むカネとポジション

公開日: 更新日:

 さて、買い手がつくのか。

 17日、日本ハム中田翔(28)が念願の国内FA権を取得した。中田はシーズン中ということもあって「まだそのことを考える余裕はない」と話したが、オフにFA宣言するのは確実視されている。

 しかし、中田を欲しがる球団はあるのか。今季は規定打席到達者中、ワーストの打率.211。中田に打率を求めるのは八百屋で魚にしても、今季はまだ14本塁打(自己最多は2015年の30本)。得点圏打率も今季は2割と、中軸打者としてはチャンスに弱いという欠点もある。

 それでも年俸が安ければまだしも、今季は2億8000万円。FA移籍初年度は前年度までの年俸を超えてはいけないので、1年目は年俸据え置きが慣例だ。落ち目のベテランならともかく、28歳の中田は当然、複数年契約を要求するだろう。そこに契約金も上乗せすれば、獲得球団は莫大なカネを払わざるを得ない。

 さらに中田はAランク選手なので、FAに伴う補償も「旧年俸の8割、あるいは5割プラス人的補償選手1人」と、更なる出血を強いられる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ