G戦3タテなら再現も 阪神によぎる08年シーズンの“悪夢”
別の古株のOBもこう語る。
「優勝間違いなしといわれて逆転された岡田(彰布=当時監督)は相当ショックを受けていた。人生最大の屈辱やな、あの負けは。それだけに巨人の怖さをよう知っているわけや。今季も序盤に巨人が出遅れていた時、あちこちで、『いずれ巨人は上がってくる。ナメたらあかん』言うてたからな。今年は優勝とは無縁でも、8月最後の巨人戦に大負けしての08年の再現はカンベンやな」
3連戦の巨人の先発は、田口(10勝2敗、防御率2.64)、菅野(13勝5敗、1.87)に好調の畠(3勝1敗、3.96)が濃厚。阪神は、青柳(4勝3敗、2.68)、能見(3勝6敗、3.57)、藤浪(3勝4敗、2.98)と並べた。
藤浪はヤクルト畠山への頭部死球のショックによるイップスの疑いがあり、ストライクを取ることさえ厳しい状態だ。相手投手を見れば阪神の3連勝はなくても、3連敗なら十分にある。