巨人ナイン“CS下剋上”モード 広島主砲離脱で俄然やる気
広島の鈴木誠也(23)が24日、登録を抹消された。前日のDeNA戦の右翼守備でジャンピングキャッチをした際、着地時に右足首を痛めて途中交代していた。試合後、「右脛骨内果剥離骨折」と診断され、この日の朝に広島に戻った。
鈴木はそれまで全試合に出場し、4月25日からは4番に固定されて強力広島打線を牽引。リーグトップの打点は、今年も90に到達し、他球団の脅威となっていた。首位チームの主砲の離脱は当然、セ・リーグの他球団にも影響を及ぼす。
広島はこの日もDeNAに敗れ、3試合連続サヨナラ負け。とはいえ、2位阪神とは6・5ゲーム差と有利な状況は変わらない。だが、その先にはクライマックスシリーズ(CS)が控えているから、広島ファンも気が気じゃないだろう。
そこで4位巨人である。最大11あった借金を完済したものの、一夜で借金生活に逆戻り。なかなかBクラスから抜け出せない。かつて、巨人のある選手がこう話していたことがある。
「優勝争いをしていないと、どうも燃えない。結果として2位、3位になることはあっても、毎年CSには出ているので、シーズン中に2位や3位を狙うというモチベーションは、巨人の選手は持てないんじゃないか」