目当ては清宮より中村奨成 巨人がU18へスカウト緊急派遣
しかし、ある球団関係者は、「確かに中村はマスコミが騒ぐ前からずっとA評価だけど、12人前後の中では下の方の位置付けだったのが、甲子園と25日からの3試合の練習試合で急上昇したのは間違いない」と言う。要するに、同じAランクでも外れ1位クラスからトップクラスにハネ上がって、今後の内容次第では清宮を上回るかもしれないということだ。
巨人の捕手は重要な補強ポイント。現段階の正捕手は小林誠司(28)だが、打率は・203。この日の広島戦では1点を追う八回に代打を送られた。最近、2年目の宇佐見真吾(24)がサヨナラ本塁打を放つなど、打撃で結果を出しているものの、スタメンマスクはわずか2試合にとどまっている。
「宇佐見は初スタメンの阪神戦で同点弾を放ったが、次の試合で新人の谷岡をうまくリードできずに大敗。高橋由伸監督はこの試合後、宇佐見から再び小林にスタメンマスクを戻している。守備面の信頼を勝ち取れない宇佐見と、貧打が解消されない小林。高橋監督にとっては帯に短し、たすきに長しなんです」(前出のチーム関係者)
捕手難というチーム事情もあって、強肩強打の捕手である中村の評価はさらに上がった。巨人の中村に対する評価がカナダでどこまでアップするのか見ものになってきた。