大野の放出もある? 中日に今オフ「トレードの嵐」が吹く
チーム内からは、「大野だって危ないよ」という声も出ている。30日のDeNA戦に敗れ、5年連続Bクラスが現実味を増している中日。オフには森繁和監督(62)主導で粛清の嵐が吹き荒れ、2年連続開幕投手の大野雄大(28)の放出も十分にあり得る、というのだ。
「今春キャンプ前に、08年ドラフト2位で9年目を迎える伊藤準規(26)について『トレード寸前だった』と暴露した森監督は、他球団に太いパイプを持っている。コーチとして仕えていた落合監督時代もほとんどすべての補強を仕切っていたのは有名な話で、監督になった現在も実質的にGMを兼ねている。5年連続Bクラスとなれば、いよいよ大胆なテコ入れが必要不可欠と考えている。オフにこそ、森監督の剛腕が発揮されるのは間違いありません」(中日OB)
チーム内のウワサに上る大野は先発したこの日の試合で5回5失点KO。今季5勝7敗、防御率4.55で、7勝10敗だった昨季に続く負け越しが濃厚だ。
この日、中日では06年の福留以来となる自身初のランニングホームランを記録した6年目の高橋周平(23)も放出話が絶えず、31日に今季初登板初先発するベテラン山井大介(39)も引退か移籍の決断を迫られるともっぱらだ。