宮里藍“現役最後”の試合 悪天候で初日キャンセルの大波乱
【エビアン選手権 初日】
「出場するからには優勝を狙う」
今季限りの引退を表明している宮里藍(32)の現役最後の大会だ。
イン発進の初日は6ホールを消化して3オーバー。16番で暴風雨のため競技が中断。その後も天候の回復が見込まれずに、第1日はキャンセルになった。宮里の3オーバーもチャラになり、メジャー大会にもかかわらず54ホールに短縮して行われることになった(13年大会以来2度目)。
「(中止は)びっくり。決まったことなので仕方ない。明日から、また一から頑張りたい」
それにしても宮里のポジティブシンキングは相変わらずだ。引退試合でも、本人の口からまだ「優勝」の二文字が出てくる。
もっとも155センチ、52キロと小柄な宮里の今季スタッツを見れば勝つだけの力はすでになくなっているのは明らかだ。
平均ドライバー飛距離242.1ヤード(ランク143位)は昔から飛ばないといわれ、さほど驚きはしないが、パットが完全にサビついている。