侍Jメンバーフル回転濃厚 稲葉監督「CS観戦」の複雑心境
例えば、守護神の山崎康はシーズンでリーグ最多となる68試合に登板。自己最多だった昨季の59試合を更新した。「頑固頭」ともいわれるラミレス監督は山崎康を一度中継ぎに降格させたが、再び抑えに起用。今では絶対的な信頼を置いている。短期決戦のCSでは毎試合ブルペンに待機し、フル回転することは間違いない。状況によっては中継ぎ登板もあるだろう。
西武も、新人ながら155安打を叩き出した源田や後半戦に爆発した23本塁打の山川はフル出場が濃厚だ。
全力で挑むポストシーズンには「痛いかゆい」が禁句の空気が漂い、故障のリスクも高まる。稲葉監督の初陣は、采配の前に選手のケガや体調面に気を使わなければならない。「西武やDeNAは早く負けてくれ」とも言えない稲葉監督。ハラハラドキドキの「CS観戦」が始まる。