ソフトBタイトル独占も 西武と楽天が恐れるのはアノ男
圧倒的な戦力である。 セ・パともにシーズンの全日程が終了し、各タイトルも確定。驚くべきはパのタイトルホルダーのラインアップだ。投手・野手合わせて12部門中、ソフトバンクの選手が7部門と過半数を占めた。
投手部門は最多勝利が東浜の16勝(西武菊池とタイ)、勝率1位には.765の千賀が輝いた。最優秀中継ぎは46ホールドポイントの岩崎、最多セーブはプロ野球記録の54Sをマークしたサファテだ。
打者部門ではデスパイネが最多本塁打(35本)と最多打点(103点)で2冠。柳田が最高出塁率(.426)を獲得した。
2006年にも今回同様、12部門中7部門を制したが、当時は斉藤和巳(現評論家)が投手4冠を達成するなど、純粋な人数でいえばタイトルホルダーは3人。それが今回は多くの選手が活躍して6人だ。
15年トリプルスリーの柳田は右脇腹を痛めてCSの欠場が濃厚だが、それでも戦力は豊富。CSファイナルステージ進出を懸けて戦う西武と楽天にとっては、脅威以外の何ものでもない。