シーズン報告直後 巨人は「村田クビ」で清宮にアピールか
「まさに清宮のためではないか」と、さる球界関係者がこう言った。
「先日の清宮側との面談に、巨人は球団社長まで同席したものの、由伸監督が言うまでもなく、若手野手が育っていないのは明らか。ポスティング移籍の前例がないことで、メジャー志向を公言する清宮家の印象が良くないことが予想される上、そんな育成下手な部分も、清宮家に大きな不安を抱かせる。だから巨人はドラフトを前に『本気で若手に切り替えます』とアピールをする必要があったのではないか」
高橋監督によれば、渡辺主筆らは、清宮の抽選の確率がどれほどか、1位で何球団が競合するかを気にしていたという。
■2000安打まで残り135本
一方、村田は残り135本に迫った通算2000安打の達成がかかっているため、今後は新天地でのプレーを目指す。昨季は三塁でゴールデングラブ賞を受賞し、3割をマークしている。移籍候補に挙がる古巣DeNAは、三塁に今季首位打者の宮崎、一塁に打点王のロペスがいる。宮崎は二塁も守れるが、巨人以上に若返りを重視しているチームでもある。今季記録的大敗を喫したヤクルトをはじめ、中日、ロッテあたりが獲得に動く可能性が高い。