先発に中継ぎにフル回転 ベイ今永は「カーショーが理想」
連敗スタートのDeNA。19年ぶりの日本シリーズは、ほとんどの選手にとって初体験。初戦に先発した井納が悔しさを隠し切れず、利き手でマウンドを叩いたことを振り返り、「とっさにやってしまった。あそこまで感情が表に出てしまったのは初めて。(日本シリーズは)普段と違うと感じた」とこぼしたように、常勝球団にはない雰囲気も漂っている。
そんな中、2戦目に先発、CSファイナルステージ第4戦では七回から2イニングをパーフェクトに抑えた今永昇太(24)は30日、こう言った。
「またリリーフで投げる可能性はゼロじゃない。そうなれば、いつでもいけるようにしっかり準備したい」
試合の展開次第では、中継ぎもしくは第6戦に先発する可能性もある。
本人によれば、テレビや動画サイトで大リーグのワールドシリーズをチェックしているという。
「(ドジャースのエース左腕)カーショーは理想に近い選手。カーブを決め球にしている投手で、僕もカウント球としてはカーブを使うけど、決め球としてはなかなか使えていないところがある。配球だったり組み立てを参考にしている部分もあります。スライダーの軌道も僕が求めているものに近いし、バットの芯をどう外しているかを観察している」
イメージトレーニングが奏功すれば、その投球も期待できそうだが。