東大から日ハム7位 宮台康平の父が持つ高校時代の県記録
史上6人目となる東大出身のプロ野球選手。法学部に限れば、これが初めてだ。
高校時代から「野球だけとか、勉強だけのヤツはイヤだ」と話していたという宮台康平(22=投手・東大)。その言葉通り、神奈川県屈指の進学校である県立湘南高校から、現役で東大文科Ⅰ類に合格。偏差値75の左腕は、3年時に選出された大学日本代表では合宿所にポケット六法全書を持ち込み、夜は部屋で勉強に励んでいたという。3年秋は東大のワースト連敗記録を94でストップさせ、法大相手の89年ぶり連勝にも貢献した。
宮台が所属した少年野球チーム「戸塚ACFホークス」の常盤雄一郎代表が言う。
「目の前の物事を一つ一つ、一生懸命やる子だった。優等生なのですが、子供らしさという点には少し欠けていましたね。練習中の空き時間でも、他の子供のようにふざけ合うことは見たことがない。印象的なのは前向きな性格。学校の成績はほとんどオール5。4があった時、私が半ば冗談で『まだまだだね』と言うと、『はい、次頑張ります!』って。湘南高校で(県大会)ベスト8の成績を残した後も、『いや、まだまだもうひとつ上に行けたと思います』ですからね。いくら褒めても、『まだまだ』と常日頃から言っていました」