FA交渉解禁 巨人は「マシソン残留」が今オフ最大の補強

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 今季Bクラス4位に沈んだ巨人の大補強がいよいよ始まる。16日に交渉が解禁されたFAでは、日本ハムの守護神・増井(33)を調査中。15日のトライアウトを視察した鹿取GMはソフトバンクの大隣(32)に熱視線を送った。新外国人補強はバレンティン(33=ヤクルト)、ゲレーロ(30=中日)といった国内他球団の大砲と同時に、新規の助っ人投手も調査している。マイコラス(29)とマシソン(33)の流出に備えてだ。

 巨人の今オフの重要事項として、この2投手との残留交渉がある。マイコラスは巨人での3年間で通算31勝13敗、防御率2・18。今季も14勝8敗を挙げ、菅野と並ぶエース格だ。

■マシソンの決断一つで補強方針ガラリ

 一方のマシソンは今季59試合に登板して4勝4敗、防御率2・24。巨人6年目で通算152ホールドをマークし、NPBの外国人投手では史上初となる通算150ホールドを達成した絶対的セットアッパーである。

「米国で行われていたGM会議では、マイコラスに複数のメジャー球団が興味を示している、と現地で報じられている。マイコラスは帰国する際、『メジャーの舞台はずっと夢見ていたところ』と漏らしている。巨人に戻ってくる可能性は低そう。そこで大事になるのがマシソンの引き留め。3年間在籍したマイコラスより、親日派の性格面も含めて6年間も勝利の方程式の柱としてリリーフ陣を支え続けてきたマシソンの方が、はるかに代わりが利かない投手。マイコラスと比べればまだマシソンの方が残る可能性がありそう。マシソンの残留がこのオフの巨人最大の補強です」(球界関係者)

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