ダルより大物扱い 大谷翔平「専用ルール」がクビを締める

公開日: 更新日:

■実力磨くヒマなし

 とはいえ、大谷は5年目を終えたばかり。メジャー挑戦を表明した際には「自分は足りない部分の方が多い。もっと磨きたいし、そういう環境に自分を置きたい。そこに適している球団に行きたい」と言っていた。

 先発として1年間、フルにローテーションを守った経験はなく、過去5年間で最も多く投げた2015年でも160回3分の2に過ぎない。メジャーの先発は100球がメドながら、中4日で年間200イニングを投げる。エース級であれば、それ以上になる。

 そんな背景もあって本人は「足りない部分の方が多い」「もっと磨きたい」と言っているのだろうが、エース級、もしくは2、3番手の評価では、いきなりローテに入ってフル回転、なおかつ打つ方でも結果を残して当たり前。できなければ期待外れというとらえ方をされてしまう。専用の特別ルールまでつくり、やって当然の評価は本人にとって大きなプレッシャーになるに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…