怪行動の貴乃花親方と“援護”の元旭鷲山を結ぶ黒幕の正体
「裏金顧問は前回の理事長選で、貴乃花親方を理事長にしようともくろんで暗躍。代理店関係者から裏金を受け取ったばかりか、ウソまでついてある会社の債券を70億円分も購入しようとしていたことなどが露見して協会を追われた。その後、地位保全の裁判を起こして現在も係争中だけに、八角理事長に対しては恨み骨髄です。とにかく現執行部を吹き飛ばして協会内の勢力図を変えたいという思いは、貴乃花親方と一致しています。貴乃花親方は裏金顧問が協会をクビになったときも、目の色を変えて執行部に猛抗議したといいますからね。その裏金顧問はモンゴルに太いパイプを持っていて、かつてはモンゴル巡業の勧進元を務めたほど。特に元旭鷲山とは親しい関係を築いていたと聞いています。元旭鷲山がわざわざ来日してペラペラとしゃべったのは、裏金顧問の意を酌んだ可能性もある」
要するに貴乃花親方は裏金顧問と利害関係が一致する同志。一部で改革派の旗手で大義があるなどといわれるが今後、どんなキレイ事を並べ立てたところで結局、裏金顧問と同じ穴のムジナではないか。
ある親方にいわせると「10月に川崎大師で故北の湖理事長の銅像の除幕式と三回忌の法要があり、その後の食事会で貴乃花親方は同じ派閥の山響親方、裏金顧問と3人でゴソゴソやっていた」そうだ。いまも続く裏金顧問との関係からみても、結局、最終目的は改革より理事長のイス、要するに私利私欲じゃないかという気もするのだ。