日馬富士引退でも沈黙 貴乃花親方“陰謀”次なる標的は白鵬
本来ならこの事件の加害者である日馬富士を徹底的に糾弾してしかるべきなのに、日馬富士が引退する以前から矛先は白鵬に向けられていたことになる。
「貴乃花親方は日ごろから、前回の理事長選で貴乃花親方を支持した山響親方(47)らと国技館の一室に集まり、密談をしているといいます。広告代理店関係者からの裏金をフトコロに入れるなどして昨年1月、協会をクビになり、地位保全の裁判を起こして係争中の前顧問が山響部屋を訪れたという情報もある。彼らは普段から協会転覆を企てているフシがあった」とは別の親方だ。
つまり協会内部のクーデターをもくろむ貴乃花親方にとって、日馬富士の暴行事件は降って湧いた僥倖のようなもの。形勢逆転のまたとないチャンスとばかりに、利用しているのではないか。週刊新潮や週刊文春で貴乃花親方を支持、その胸中を代弁している親しい関係者のコメントからは、そんな意図が見え隠れするのだ。
貴ノ岩に暴力を振るった日馬富士は言語道断だが、殴った方も殴られた方も、まさか陰謀のダシに使われるとは思わなかったに違いない。