「貴乃花一派」が崩壊寸前…“泥舟”から逃げ出す親方続出
続いて貴乃花一派を離れたのが、阿武松親方(元関脇益荒雄)だという。ある親方が言う。
「あまりにとっぴで社会性に欠ける貴乃花親方に、愛想を尽かしたというんです。その証拠が昨年末、後援者に配られた『女装カレンダー』。これは貴乃花一派の主要な親方11人が女装したものだが、阿武松親方は載っていない。それどころか、阿武松部屋の部屋付き2人の姿もありません」
それだけではない。現在は錣山親方(元関脇寺尾)、時津風親方(元平幕時津海)の2人も、貴乃花一派とは距離を置くようになったという。
「この2人はカレンダーで女装姿を披露していたが、今年に入ってからは貴乃花親方とうまくいっていないようです。副理事の玉ノ井親方(元大関栃東)も貴乃花一派とはいえ、角界では『アイツは風見鶏のような性格。最終的に、どちらにつくかはわからない』と言われている。一派の中でもあまり信頼されていないようです」(前出の親方)
現在、貴乃花一派の理事は自身と山響親方(元平幕巌雄)のみ。別の親方に言わせれば、「貴乃花親方は離反した伊勢ケ浜親方に代わって、九重親方(元大関千代大海)を理事にしようと画策していた」というが、このままでは理事選で3人も当選させるほど票は集まらないとみられている。