野上の人的補償で高木勇流出 “巨人アレルギー”アマに拡大
昨オフはFAで獲得した山口俊の代償として、当時21歳だった若手有望株の平良がDeNAに流出した。13年オフにFA加入した大竹の人的補償として広島に移籍した一岡は、今やリーグ連覇中のチームの重要な場面を任されるセットアッパー。大竹の年俸(5250万円)を一岡が初めて抜いた(5300万円)ことがニュースになったばかりだ。
「一岡の成長を見ていると、こんなに恥ずかしいことはありません。先月ジャイアンツ球場に行ってきましたが、若い投手の投球を3人のコーチが見ていた。技術的な問題があって、どう指導するのかと思ったら、『二、三軍を行ったり来たりの投手ですから、しょうがないですよ』と言うんです。私は育成する側にも問題があると思いますね」(中村氏)
15年に巨人の選手が起こした野球賭博事件の影響が残る中、アマ球界の巨人アレルギーはさらに増すことになりそうだ。