貴乃花親方が方針転換 文書で「貴ノ岩の聞き取り応じる」
元横綱・日馬富士の傷害事件を巡り、貴乃花親方が、これまで拒み続けてきた日本相撲協会による貴ノ岩への聞き取り調査に応じる方針に転換した。きょう(20日)までに、協会に文書でその旨を伝えたという。
貴乃花親方はこれまで「警察の捜査が終わったら応じる」「検察の判断が出るまで応じられない」と発言を変えながらも、協会聴取を拒み続けてきた。方針転換した背景に関しては、きょうまでに鳥取地検が貴ノ岩の聴取を終えたため、「一定の区切りがついたと判断した」のではないかという見方が出ている。
聴取時期に関しては、貴乃花親方も出席するきょう午後の臨時理事会で協会側が聴取日時を指定するとみられる。
一方、きょう午前に行われた横綱審議委員会は、傷害事件を起こした日馬富士に関して「引退勧告」に相当するとした。事件の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜が暴行をすぐに止めなかった責任に関して「厳重に注意すべき」と進言する方針だ。また全員一致で、貴乃花親方の言動は非難に値するとした。