オーナーがDH確約 エンゼルス大谷にかかる“二刀流の”重圧
エンゼルス・大谷翔平がオーナーからポジションを確約された。
MLB公式サイトは17日(日本時間18日)、アーティ・モレノ・オーナーのインタビューを掲載。ここ数年は主にDHを務める通算614本塁打の主砲アルバート・プホルス(38)の起用法について「彼が内野で40~50試合出場可能なら、オオタニの打席に立つ機会が増えるだろう」と一塁を守らせると明かした。
大谷が先発ローテーションを守りながら、野手としても出場すれば、身体的な負担は計り知れない。全米の注目を集めている二刀流を実現させるため、故障を抱えるベテランを一塁に回してまで、大谷にDHを与えるというのだ。
これまでエンゼルスはオーナー命令で選手の起用法が決まることも珍しくなかった。すでにオーナーから配置転換を伝えられているからか、プホルスはカリフォルニア州内の施設で自主トレを行っており、打撃はもちろん、守備練習にも精力的に取り組んでいるという。
大谷が投打にわたって活躍すれば、オーナーの思惑通り。ベテランにこれまで以上に負担を強いた甲斐もあったというものだが、問題は2人揃って結果を残せなかった場合だ。お膳立てされながら、大谷が期待を裏切れば、批判の矢面に立たされるのは必至だ。