全日本卓球史上最年少V 張本智和「自分の時代に」の真意
「時代」が変わった瞬間だった。
21日、全日本卓球選手権の決勝で、張本智和(14)が男女を通じ史上最年少で初優勝。今大会10度目の優勝を目指していたエース水谷隼(28)を破り頂点に立った。
新王者は試合直後、「2年後、ここ(東京五輪の会場となる東京体育館)へ戻ってきて(個人と団体で)金メダルを2つ取れるよう頑張ります」と、早くも五輪の目標を宣言した。
張本自身が「ここで優勝できたので、ここからもっと成長のスピードが上がると思う」と言ったように、驚異的な成長ぶりに、14歳上の“元エース”水谷は脱帽だ。
「中国選手と同じレベル。今日の張本くんがいつも通り100%の力だとしたら何回やっても勝てないと思う。張本くんが来る前にたくさん優勝しておいてよかった。他の日本人選手の誰がやっても勝てないと思います」と白旗を揚げた。
張本は会見で「これからは自分の時代にしたい。どんな相手が来ても負けない実力をつけたい」と、もはや国内に敵なしとも思える強気の発言も飛び出した。改めて本人にそのことを聞くと、