先発6人制検討も 大谷の二刀流阻むエンゼルス監督の変節
エンゼルス・大谷翔平が、指揮官からあらためてバックアップを確約された。
マイク・ソーシア監督は24日(日本時間25日)、今季の先発ローテーションについて6人制を採用すると明言。大谷の二刀流実現に向けて、休養日を増やすためで、指揮官は球団公式サイトの取材に「キャンプまで(決断は)待つが、おそらく進むべき道だと思っている」と話した。
エンゼルスでは昨年12月に大谷と契約してから、先発6人制を検討。昨季は先発投手に故障者が続出しただけに、2月のキャンプ、オープン戦ではマイナーの若手を試すなど、6人制に向けて準備を進めている。ソーシア監督は「真剣に考えなければならない時期に来ている」と話したこともあるが、そもそも6人制の導入には反対の立場を取ってきた。
15年のシーズン途中には、ソーシア監督との確執から、ジェリー・ディポト前GMが辞任。当時の地元メディアの報道によれば、データの活用法をめぐる両者の意見の食い違いが原因だったとされるが、前GMが先発6人制の導入を強硬に主張して指揮官に疎まれたともいわれている。