キャンプイン前日に離脱第1号が…由伸巨人の虚しい大号令
橋本はすでに若手の域を出つつあるが、ゲレーロ、陽岱鋼、長野でほぼ決まりの外野のレギュラー陣に風穴をあけてほしい立場だっただけに、なんとも締まらない離脱となった。
■結局は補強組を優先か
高橋監督は、「昨シーズンの悔しい結果をしっかり受け止め、挑戦者として強い覚悟で危機感を持って今シーズンをやり抜くことが必要。若手、中堅、ベテランそれぞれが高いレベルで競争してチーム力を高め、強い巨人を取り戻すため、一年間頑張ろう」と訓示してミーティングを締めたものの、3年契約3年目のシーズンを迎える指揮官が、いくら威勢のいい号令をかけても、結局は補強組などが優先されることになるのではないか――。
あるコーチからは「外国人も入ってきたし、若い選手といっても、吉川尚あたりがひとりでも出てきてくれれば御の字」との声も聞かれる。橋本の故障離脱も、そんな実情と無関係ではなさそうだ。