主張はHPや報告書ばかり…貴乃花親方“文書頼み”の限界
ホームページのメッセージで長文を書くのもいいし、理事会で「報告書」を提出するのもいいだろう。協会からの連絡に「FAXで」と注文をつけるのも、確実性という意味では理解できる。
しかし、だからといって一切、しゃべらなくてもいいということにはならない。
貴乃花親方は、とにかく話さない。理事会でも口を開けば「別に何もありません」「いえ、特に」といったあんばい。暴力は言語道断と主張しながら、再発防止策は何かと名指しで意見を求められたときでさえ、「別に」と言って周囲を唖然とさせた。理事会中の居眠りなど、珍しくも何ともないという。
しゃべらなくとも言いたいことは文書で伝えている、ということかもしれないが、1日に更新された部屋のホームページのメッセージを見た親方が言う。
「言いたいことがあるなら、なぜ理事会で言わないのか。要は貴乃花親方ってのは一方通行。後援会の打ち上げパーティーで長口舌を振るったように、自分の主張を一方的に述べることは出来ても、面と向かっての受け答えができない。ロクにしゃべらず、理事としても巡業部長としても仕事をしないのでは、いくら奇麗事を『書いた』ところで誰もついていきません」
同じように考えている親方は多いという。