青学大の箱根4連覇 “陰の立役者”が余裕のノウハウ開陳

公開日: 更新日:

 青山学院大陸上競技部の箱根駅伝4連覇を支えたフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏(スポーツモチベーション最高技術責任者)が監修した「青トレ 青学駅伝チームのピーキング&ランニングケア」(徳間書店)の刊行を記念したトークショーが、4日に藤沢市の湘南T―SITEで行われた。陰の立役者を直撃した。

 ◇ ◇ ◇ 

 青学大の成功で、早大、東海大、順大、日体大が次々とフィジカルトレーニングを導入。上武大はメンタルコンサルタントがサポートしている。

 完全に追われる立場となっているが、中野氏は「フィジカルトレーナーとして当たり前にやってきたことが他大学さんにも浸透し、大学長距離界全体のレベルが上がっていくことは大歓迎」と言う。

 監修する「青トレ」本も今回が第3弾。自らノウハウを流出させているようなものだが、「こうして(手の内を)公表しているわけですからね。真似されて追い上げられているぞ、と周囲で言われていることも重々承知していますが、どんどん真似していただきたいと言いたいですし、大学長距離界全体で切磋琢磨していけることをうれしく思います。焦りですか?(笑顔で)ありません」と余裕の表情だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇