メダル2個で報奨金1400万円 スケート小平の気になる収入
小平はカネのために滑っているわけではないだろうが、主戦場となっているW杯でもそこそこ稼いでいるのだ。しかも収入のほとんどは自由に使える。
前出の澤井氏が言う。
「小平選手は長野県(松本市)の総合病院(相澤病院)のスタッフとしてサポートを受けているとテレビや新聞で知った。給料や遠征費などで、その額は年間1000万円ということですから、経営状態は悪くはないはずです。W杯などで海外を転戦する小平選手にとってはありがたい一方で、病院にとっても小平選手の活躍による宣伝効果は大きいと思います」
長野県茅野市出身の小平が相澤病院のサポートを受けだしたのは、地元の信州大学を卒業した09年春からだ。そもそも国立の信州大(教育学部)に猛勉強で入学したのは、尊敬する先輩の師匠がいたからだという。
「小平は小学5年の時、長野五輪500メートルで金メダルを取った『ロケットスタート』の清水宏保に感動し、憧れた。その清水を育てたのが長野五輪から代表コーチとなった結城匡啓氏(52)で、結城氏が当時在籍していたのが信州大。小平がスケートの強い伊那西高から実業団の誘いを蹴って信州大に進学したのは、教員の夢を諦められなかったこと以上に、体の構造をよく知り、理論的な指導に定評があった結城氏の存在が大きかった」(地元記者)