先端くりぬき歯4本に 大谷“バットとスパイク調整”の狙い
「あまり意識していない。毎日毎日が勝負。いいものを毎日出していって、その延長線でやっていければと思っています」
キャンプ8日目の21日(日本時間22日)、大谷翔平(23)は、開幕に向けてのイメージをこう語った。
大谷はメジャーでプレーするにあたり、野球道具に工夫を凝らしているようだ。
バットについては「33半(33・5インチ)でやってきた」という。「日本でやってきたことをやり続けたい。最初のうちは変えずにやりたい」とも話しており、大幅な変更はない。が、先端はスッポリとくりぬかれている。さる球界OBは、「バットの先端をくりぬけば、抜けが良くなるといわれる。操作性が上がり、スイングスピードも上がる。メジャーの投手は、ツーシームなど手元で鋭く変化する速球を多く投げる。ムービングファストボールに対応するため、より長く、手元までボールを見る意図があるのではないか」と分析する。
さらに、スパイクのかかと部分の歯が、これまでの3本から4本に増えた。