まずは先発 エンゼルス“投手優先”調整は大谷にも好都合
大谷翔平(23)は今、投手優先で調整を進めている。打撃練習も並行して行っているが、ソーシア監督は「準備する上での優先事項は投手」とこう話す。
「打者としてはDHで考えている。代打、代走としても必要なら活用する。打撃練習もしているが、大谷がここにいるのは投手として。打者は多くの調整は必要ないが、投手の準備は打者よりも長い期間が必要」
エプラーGMも二刀流の起用法について、「時間がたつにつれ、打席の確保はしていける。投手優先のスケジュールを組んでいて、そのあと打者として継続できるかを考えている」と言う。
■長距離打者が充実の一方で……
エンゼルスの今季のチーム編成を見れば「投手第一」の理由も納得だ。野手にはトラウト(26)、プホルス(38)、アップトン(30)ら長距離打者がそろううえ、オフには昨季24本塁打のコザート(32=レッズからFA)、22本塁打のキンズラー(35=タイガースからトレード)を獲得。何が何でも「打者大谷」を必要としているチーム状況ではない。