多い練習量と心身の負担…大谷のパンクを米メディア危惧

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「オオタニは帰るのが遅い。投手と野手、両方練習しているのだから大変だろうけど、頑張ってほしいね」

 エンゼルスのある職員がこう言った。

 例えば野手が合流して全体練習がスタートした19日(日本時間20日)のこと。大谷翔平(23)が球場を後にしたのは、すでに選手の大半がいなくなった午後4時15分だった。

 この日、まずは「投手大谷」として守備練習を行うと、ブルペンで20球の投げ込み。コンディショニングが終わると、次は「野手大谷」にシフトチェンジ。ティー打撃をした後、トラウトらと同組でフリー打撃30球を打ち込むと、それからマシン打撃、バント練習をやってようやく練習が終了。その後、ウエートトレーニングや体のケアを行った。

 投手と野手、二足のわらじを履くがゆえに、他の選手の「2倍」の練習が必要。どうしたって練習時間は長くなる。投手として守備練習をしているため、野手の守備練習は行わないことを差し引いても練習量は多い。大谷が打撃練習をしている間に、投手は次々にクラブハウスへ引き揚げ、筋トレや体の手入れをするが、大谷は野手練習があるから、すべてのメニューを終えてからになる。メジャーのキャンプは練習時間が短いが、大谷だけは例外なのだ。

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