マギーも脱帽 巨人2年目右腕・谷岡がローテ候補に急浮上
谷岡竜平(21)が22日、一軍沖縄・那覇キャンプでフリー打撃に登板した。
阿部、ゲレーロ、マギー、坂本の4人の主力を相手に力のある球で押し込んだ。安打性の当たりゼロに抑えられた昨季打率リーグ2位のマギーは、「低めの直球が伸びていた」と脱帽である。
東芝からドラフト3位で入団して2年目。大物食いが持ち味だ。
成立学園高2年夏の東東京大会準々決勝で、現広島主砲の鈴木誠也(23)擁する二松学舎大付を撃破。そのままの勢いで甲子園初出場を手繰り寄せた。一方、球界を代表する打者となった今でも、敗れた鈴木にとっては憎き好敵手のようだ。昨季の試合前、谷岡に挨拶をされた鈴木はこう話していた。
「同じ東東京ですから。いい投手っすよ。ボクはあいつにとどめを刺されて結局1回も甲子園に行けなかったんですよね。あいつは2年で行った。特別な思いはあります」
あるスカウトは「東芝時代の16年に急成長して3位の評価に浮上した。フォークで空振りが取れて、スライダーやカット系のボールでゴロを打たせられる即戦力の実戦派」としている。